商店街について
1.概要
新住宅市街地開発法に基づく住宅団地として昭和39年から北海道が事業主体となり大麻団地が開発・整備されました。それと共に構築された商店街のひとつが大麻銀座商店街です。当時多くの人で賑わいを見せた商店街ですが、それから50年が経過し団地を含めたこの地区の高齢化が進み、また大型店の進出もあり、商店街に足を運ぶ人も少なくなりました。その一方で、当商店街は組合の組織率が高く、地域の活性化に精力的な若手経営者の新規参入も多い市内でも稀有な商店街になりました
2.これまでの取り組み
本をツールとして、様々な世代の方にお越し頂きたいと始めた「ブックストリート」、胆振東部地震を契機として災害等の非常時に商店街を頼って欲しいとの願いを込めた「ランタンナイト」など、近隣にお住まいの方々やまちから期待される役割に合わせて、柔軟にさまざまな試みを行っています。これらの取り組みが評判となり、商店街でなにかやってみたい!というお声をたくさん頂けるようになりました。
3.これからの展望
このような試みを行って来られたのは、当商店街に昔からある「よそ者を拒まず、新しいことに挑戦させてもらえる」風土が大きく影響しています。この風土があるおかげで、新規参入者でも自由に動きやすい環境になっています。 但し、こうした風土は黙っていても引き継がれるものではなく、新しく入られる方にもこの商店街の価値や地域における役割を理解してもらいながら、次代に渡していこうという意思を共有していくことが重要です。そういう意味では、いままさに大きな転換点に差し掛かっている商店街と言えます。